品質管理

品質という切り口で果実を見た場合、他の商品と大きく違う点は、非常に傷みやすく劣化スピートが早いという商品特性でしょう。例えば熟度が過度に進んでいると、今日は一見食べ頃でも明日は過熟となって商品価値が損なわれるということがあります。当社の役割は、このような商品特性を持った果実類を、お客様のご希望に応じサイズや熟度の揃った商品にして、365日安定してお客様にお届けすることです。

そのために必要なことは、微妙な熟度の違いが分かり小さなキズをも見逃さない熟練者を多数揃えればいい、という単純な話しにはなりません。例えば、お客様が求める品質とはどのようなものかを全員が理解しなければ、出来上がった商品の品質はばらつきます。安定した品質の商品を作り出すには、作業の手順を決める作業手順書や品質のレベルを決める品質基準書が不可欠です。また同時にそれら手順書や基準書を必ず守る企業文化がなければ、およそ求めていたレベルの商品を作り続けることは不可能です。当社では、全ての商品で細かな作業手順書・品質基準書を作成し、それらを徹底して守っています。守るべきことを決めて文書にする、決めたことは徹底して守る。
これが品質管理の肝だと当社は考えています。

ISO9001

当社は、品質管理を経営の基本的な課題として捉え、これを恒常的に高めることでお客様との長期的な信頼関係をつくり上げたいと考えています。
そのため当社では、“ISO9001”(品質マネジメントシステム)を近年本格的に導入しました。品質とはなにかという定義付けから始まり、品質目標を掲げて毎月目標に対する進捗状況を確認しつつ最終的に目標に到達するというISO9001は、真剣に取り組めば取り組むほどその価値を高める良いシステムだと思います。当社は、ISO9001を遵守すると同時に、その過程において品質管理の為に必要な様々なサブシステムや仕組みも独自で作り上げ、実際に運用しています。このように“ISO9001”に能動的に取り組むことで、

私達は業務品質を確実に上げると同時に、
品質を常に意識する企業文化を構築しています。

当社は日本各地の生協様との取引も多く、その為日本生協連様が提唱されている<青果物品質保証システム>のサブシステムであり、流通業者が守るべき規範とされる
“適正流通規範”も、ISO 9001と同様重要な品質管理システムとして社内に位置付けています。ここでは、経営理念に始まり、入出荷管理、選果・作業管理、環境対策や健康管理に至るまで、流通業者としてのあるべき姿勢と行動規範が明記されています。またこの規範は、商品品質を上げるには業務品質を上げるよう業務設計しなければいけないという明快な考え方に基づき設計されており、品質について真正面から取り組んでいます。
“適正流通規範”は、ISOのようにルール遵守の状況を認証してもらうものではありません。しかし、

その主旨・方針は非常に
共感できるものなので、
当社はISO9001と同様積極的に
“適正流通規範”を守っています。

適性流通規範

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